-長文注意-
先日、NMB48の某メンバーの卒業が発表された。
卒業理由は、仕事と学校の両立が困難になってきたため、学業を優先させるというものだった。
48ファミリーでは、2005年の結成当初から、学業優先を理由に卒業して行くメンバーが非常に多い。
その理由に、運営(事務所)が、義務教育者メンバーにさえも、レッスンや仕事のスケジュールを容赦なく入れているからである。
こういった状況から、メンバー自身や親にしてみれば、この時期、進路人生設計を立てる中で不安になるのは至極当然であろう。
SKE48で現在2トップの一角を担うメンバーのM.J(現在14歳)は、2008年のSKE48結成当初からフロントメンバーであり、現在、今後芸能人として生計を立てていけるであろうという目処が立て易い状況となっており、この様に最初から運営側に認められたメンバーなら、思い切って学業を切り捨てられる。
勿論彼女は、小学生時代からダンス経験も豊富で、努力を惜しまず、リーダーシップを取る事ができるメンバーであるが、48ファミリー全てのメンバー各々に、将来、芸能人として生計が立てられるほど仕事があるとは限らない。
2011年、SKE48の劇場支配人である湯浅氏は、学業を理由に卒業して行くメンバーが大量に出ている事について、「オーディションで折角選ばれたのに、なぜすぐに辞めてしまうのか。今自分たちがさせてもらっている芸能活動というものは、普通の人が出来るものではく、他の人に出来ない経験をしているのに・・・。」と言う旨の発言をしている。
しかしそれは、運営(事務所)側の一方的な論理であって、ましてや、18歳未満の未成年(学生)を使ってビジネスをしているのであるから、むしろ学童側(児童生徒メンバー)の学業に関する不安を最優先にクリアーにし、ビジネス展開する事が人道的企業ではないのか。
まるで、「この環境で活動出来ないなら、いつでも辞めてもらっても構わない。代わりはいくらでもいる」とも取られかねない運営方法には問題がある。
特に今のNMB48の劇場運営は、在籍するメンバーの人数では、ほぼ毎日の公演開催が困難だ。
正規メンバーは、全国イベントや関西ローカルでのメディアの露出が増え、劇場どころではなく、その劇場を研究生が支えている状況だ。
この状況は、48ファミリー全てに共通している状況であり、平日でも劇場公演を行う中で、正規メンバーが外部の仕事(テレビやラジオ)で劇場公演を休演する際、学童メンバーがアンダー(公演メンバーの穴埋め)として劇場公演を努めるという状況であり、当然学校も休まなければならない。
仮に学校を優先させた場合、そのアンダーポジションは、他の学童メンバーが務める事になり、当然、運営のメンバーに対する評価は、アンダーポジションを多くこなしたメンバーの方が評価される。
この様なメンバーは、努力していると認められ、アンダーポジションを多くこなした研究生が、正規メンバーへ昇格するケースが多い。
勿論、早期昇格するメンバーが悪いと言っているのではく、運営側が学校のスケジュールも把握し、この不公平感とメンバーの不安を率先して解消すべきであるという事だ。
それは、成人を雇っている訳ではなく、未成年で商売をしているのだから、当然考慮されるべき事項だろう。
この様な状況を自己で打破するために、高校生メンバーは、通信教育や芸能コースがある高校に通う事が多い。
しかし当然、通信過程や芸能コースがある学校は私学であり、東京都目黒区にあるH学園高等学校の年間授業料は約130万円であり、お金に余裕のある家庭の子供しか通えない。
つまり、学校に通いながらメンバーとして芸能活動を続けるには、ある程度、裕福な家庭の子供でないと、困難という結論にもなる。
AKB48の初期メンバーで現在19歳のH.N(現在もAKB48に在籍)は、東京都文京区にあるS高等学校という私学に通ってはいたが、その高校には通信課程も芸能コースもなかった。
高校在学当時、「AKB48も好き。学校生活も好き。高校は卒業したい。」と語っており、彼女は、芸能活動よりも高校生活を優先させていた。
その為、同期のM.AやT.M、親友で同じく同期のM.Mなどが、選抜に20回以上選ばれているにも拘わらず、彼女は僅かに3回(2012年1月時点)しか選ばれていない。
さらに、2011年3月に高校を卒業し時間が多く持てる様になっていたが、2011年、AKB48関連の番組にもほとんど呼ばれていない。
またSKE48のU.Mは、昨年入学したばかりの大学を中退している。
彼女は、「2年生に進むと、1回以上休んだら単位を取れない科目がある。という事実を入学後に知った」とブログで綴っている。
ファンにしてみれば、プロ意識が強い、将来に保険を掛けていない、チャンスを掴む幅が広がったと喜んでいる。
リーダーシップを取るべき立場にあり、その責任感からの決断であるのだろうが 彼女が大学を中退して以降、発売されたシングル選抜に、彼女は選ばれていない。
選抜に選ばれないという事は、選抜メンバーを基本に選ばれるメディアへの露出の構想メンバーとしても、運営側に認知されていないと考えるのが自然であり、これではメンバーの努力(彼女の場合大学中退)も報われない。
彼女に、大学中退という人生にとってリスクのある決断を迫る結果を招いたのは、意図的ではないにしろ紛れもなく運営側であり、そういう両立不可能という環境を運営が作り出している。
何れにしても、運営(事務所)側は、児童生徒メンバーの学業への不安を取り除く様なスケジュール管理をする必要があり、各々の未成年メンバーが48ファミリー卒業=芸能界も去るとなったと同時に、他の職業選択を迫られた時に、潰しが利く様な、教育環境と芸能環境との両立ができるような芸能活動環境を整える必要がある。
現在、48ファミリーは大規模企業となり、未成年を雇用してビジネス展開する組織体であるからには、その責任を負う義務がある。
この義務を負わなければ、メンバーを使い捨て(未成年を大量雇用後、自己都合による卒業という名の解雇)していると世間に思われても仕方がない。
余談(上の内容とは全く無関係の内容です)
秋元康氏は、2012年1月13日のGoogle+で次の様なコメントを残している。
『僕がチャンスを作っているのではありません。
僕からのチャンスを待っている間はだめですね。
「私だって選抜に入れば…」
「私だってドラマに出れば…」
「私だってコマーシャルに出れば…」
それがチャンスだと思っているかもしれませんが、それは違います。
それは、チャンスの出口です。
みんなに見つけて欲しいのは、
チャンスの入り口です。
例えば、松井咲子。
彼女のチャンスの入り口は、
音大に入ったことです。
趣味の域を越えているから、
代々木でコンサートをやった時、
「ポニーテールとシュシュ」を
弾いてもらったのです。
「TEPPEN」にも繋がり、
ぐぐたすで、さらにブレイクした
ということです。
アルバムを出すのは、
チャンスの出口です。
このアルバムを名刺がわりに
どう進むか?です。
選抜も、コマーシャルも、番組も、
僕が一人で決めているわけではありません。
最終決定権は僕にありますが、
いろいろなスタッフの意見を聞きます。
そこに、もっと、いろいろな名前が出て欲しいんですよね。
つまり、松井咲子のような小さな努力や運が見えて来ないんです。
今の自分にできることを考えなさい。』
以上が、秋元氏のコメントである。
監督が代われば、代表選手も変わる。
秋元氏の近くには、同じ思考のYesマンしかいない。
つまり、同じ様な感覚を持ったスタッフでメンバーを眺めれば、目に留まるメンバーも決まってくる。
先日、秋元氏は、作詞の部分を外部発注すると発表した。
しかし、シングル曲は外部発注をしないだろう。
仮に外部発注したとして、受注者の作詞家が、詩に合ったメンバーを選抜すれば、今まであまり選抜に選ばれなかったメンバーが選ばれる可能性もある。
しかし、しがらみというものが当然そこには存在し、秋元氏から受注した時点で、大きなメンバーの変更も期待できない。
その様な環境下で、『みんなに見つけて欲しいのは、チャンスの入り口です。』という、Google+内の秋元氏の発言。
メンバー其々に、その『チャンスの入り口』を見い出しさらに伸ばしてあげるのが、あなたのプロデューサーとしての仕事ではないのか???
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